
皆さんこんにちは。
今回は SR400 の「スパークプラグの点検・交換手順」について解説していきます。
SR400スパークプラグ交換の目安と症状のサイン
SR400に乗っていて、次のような症状を感じることはありませんか?
- エンジンがかかりにくい
- エンストが多い
- アイドリングが不安定
もしこのような状態が続く場合、スパークプラグの交換時期かもしれません。
プラグは多少コンディションが悪くても動作してしまうため、つい見落としがちな部品です。
しかし、点火状態はエンジン性能や燃費に直結します。
SR400のスパークプラグ交換の目安は 5,000km程度が基本です。
長く使用すると火花が弱まり、始動性の悪化や燃費の低下、カーボン付着の原因になります。
定期的に交換・点検を行うことで、SR400本来の軽快なフィーリングを保つことができます。
準備する工具・用品
工具類
- プラグソケット(Bプラグ用:20.8mm)
車載工具でも対応可能ですが、トルク管理ができるのでソケットのものがオススメです。 - トルクレンチとラチェットレンチ
プラグソケットを使うのに使用。車載工具を使う場合は必要ありません。 - コンプレッサーとエアーガン
プラグ周辺の清掃に使用。エアーガーンがなくても清掃できますが、あったほうが確実に作業できます。ない場合は無理せずに業者に頼む方が良いかもしれません。
プラグ再使用で洗浄する場合(基本は交換)
- 歯ブラシ
- エンジンコンディショナー
- パーツクリーナー
交換部品
基本的には純正プラグ推奨ですが、筆者は今回はイリジウムプラグを使用しています(自己責任でお願いします)。
スパークプラグの取り外し手順
1. 車両を安定した場所に設置する
- 水平で安全な場所にバイクを停め、作業を開始します。

- 異物や水がエンジン内部に入らないよう、周囲の清潔さと天候にも注意してください。
2. スパークプラグキャップを外す
- スパークプラグキャップを外します。

- このとき必ずキャップ本体を持って取り外しましょう。コードを引っ張ると、断線や破損の原因になります。

3. プラグ周辺のゴミを除去
- プラグを外す前に、エアブローやブラシでプラグ周囲のゴミや砂を取り除きます。

- 異物がプラグホールからシリンダー内に入ると、重大なトラブルにつながります。
4. スパークプラグを取り外す
- プラグを外す前に、必ずレンチやソケット周りを清掃し、砂やゴミが付着していないことを確認しましょう。
- プラグレンチで反時計回りに回して外します。


- 固着していて緩まない場合は、無理をせず業者にに相談しましょう。
無理に回すとネジ山が損傷し、シリンダーヘッド交換といった高額修理につながる恐れがあります。

これで、スパークプラグの取り外しは完了です。
点検・交換・メンテナンスを行いましょう。
スパークプラグの点検・清掃
点検項目
前提として、スパークプラグのガスケットは潰れて密閉する構造のため基本的に使い切りです。そのため、一度取り外したプラグは交換することをおすすめします。
やむを得ず再使用する場合は、以下を点検してください。
- 走行距離が5,000km以上:交換推奨
- 電極:摩耗・損傷がある場合は交換
- 絶縁体(がいし):色の変色や割れ、欠けがあれば交換

- プラグギャップ:規定値0.7~0.8mm。外れている場合は調整または交換。

清掃方法
汚れが軽度の場合は、パーツクリーナー・エンジンコンディショナーや歯ブラシで清掃して再使用可能です。
ただし、劣化が進んでいる場合は新品交換をおすすめします。
- 特に電極回りを重点的に
スパークプラグを新品に交換する場合
新品のプラグのターミナルキャップはSR400の場合は使用しないので外しておきましょう。ネジになっているので左回りに回すことで取り外せます。
固くて取れない場合はプライヤー等で回します。(強くつかみ過ぎると変形するので注意)
プラグの取付け手順
1. スパークプラグを取り付ける
- まずは手締めでゆっくり回し入れるのが鉄則です。
無理に工具でねじ込むとネジ山を潰す恐れがあります。
- プラグのワッシャーがヘッド座面に当たるまで手締めします。
車載工具を使用する場合
新品と再使用のプラグでは、ワッシャーの厚みが違うのでプラグの締めすぎや緩みに注意しましょう。

- 新品プラグの場合:手で締められるところまで締めた後、180〜240°(約1/2回転~2/3回転)

- 再使用プラグの場合:手で締められるところまで締めた後、20~30°

トルク管理して締める場合
- トルクレンチ使用時:締付トルクは 25N・m

2. プラグキャップを取り付ける
奥までしっかり差し込みます。中途半端だと点火不良の原因になります。
3. 最終確認
すべての作業が終わったら、エンジンを始動し動作を確認。
アイドリングが安定していれば問題ありません。
その後、軽く試走して調子を確認しましょう。
まとめ
スパークプラグの点検・交換作業は、
SR400のメンテナンスの中でも比較的簡単な部類ですが、以下の点には注意が必要です。
- 異物や水分をエンジン内に入れない
- プラグのネジ山を絶対に潰さない
- トルクを守って締め付ける
これらを守ることで、安心して作業を行うことができます。
プラグ交換後はエンジンのかかりも良くなり、SR400らしい心地よい鼓動が戻ってきます。
定期的な点検で、愛車のコンディションをベストに保ちましょう。