【SR400】ハンドルグリップ交換方法を解説|キジマ(Kijima)HMC貫通タイプグリップを装着
皆さんこんにちは。
今回は、SR400ファイナルエディションのハンドルグリップ交換方法について紹介します。
グリップ交換は、SR400の定番カスタムのひとつです。
SR400はシンプルな構造で、長年基本設計を大きく変えずに販売されてきたバイクのため、純正タイプからカスタム系まで、多種多様なグリップが販売されています。
SR400のグリップサイズは、
- グリップ長:120mm
- グリップ内径(ハンドル径):22.2mm
となっており、一般的なサイズを採用しています。
そのため汎用品も豊富で、
- デザイン
- 握り心地
- 素材
- 太さ
など、好みに合わせて自由に選ぶことができます。
今回は、筆者が実際に「キジマ HMC貫通タイプグリップ」を装着しましたので、取り付け時の写真とあわせて作業手順を解説していきます。
なお、グリップには、
- 貫通タイプ
- 非貫通タイプ
の2種類がありますが、基本的な取り付け方法はほとんど同じです。
SR400のグリップ交換作業の参考になれば幸いです。
目次
SR400グリップ交換のメリット

デザインが変わり、自分だけのSR400を作れる
グリップ交換は、見た目の印象を手軽に変えられる人気カスタムです。
小さなパーツではありますが、走行中に常に手で触れる部分だからこそ、交換後の変化を強く実感できます。
握り心地や見た目が変わることで、ツーリング中の感覚まで新鮮に感じられることもあります。
愛車に少しマンネリを感じてきた方にもおすすめできるカスタムです。
振動軽減や操作性の向上
装着するグリップによっては、振動軽減や操作性向上も期待できます。
例えば、
- ゴムが柔らかいグリップ
- 振動吸収性の高いゲルグリップ
- 太めで握りやすいグリップ
などを選ぶことで、SR400特有の振動対策につながる場合があります。
また、
- グリップ径
- 表面形状
- 硬さ
が変わることで、アクセル操作時のフィーリングが変化し、長距離ツーリング時の疲労軽減につながることもあります。
比較的安価で挑戦しやすい

グリップは種類にもよりますが、価格は1000円〜5000円程度のものが多く、比較的手軽に楽しめるカスタムです。
交換作業自体も難易度はそれほど高くないため、DIYカスタム初心者にもおすすめできます。
実際に様々なグリップを試しながら、自分の手に合った握り心地を探してみるのも、SR400の楽しみ方のひとつです。
今回使用したカスタムパーツ
キジマ(Kijima) シーンセレクトグリップ 201-6821
「もう少し柔らかい握り心地が欲しい」
「逆に、もっと硬めが好み」
そんな好みに合わせて、同じデザインで硬さを選べるのが、キジマの「シーンセレクトグリップ」です。
耐候性・耐久性に優れたEPDM素材を採用しており、日本国内生産なのも安心できるポイントです。
選べる3種類の硬さ
スタンダード(S.T.D)
純正に近いバランス型で、街乗りからツーリングまで幅広く対応。
ソフト(SOFT)
柔らかい握り心地で振動を軽減しやすく、長距離ツーリング向け。
ハード(HARD)
ダイレクトな操作感が特徴で、しっかりした握り心地が好みの方向け。
今回使用した仕様
- グリップタイプ:HMC
- 硬さ:SOFT
- 適合ハンドル径:22.2mm
- グリップ長:120mm
- グリップエンド:貫通タイプ
- カラー:ブラック
- 日本製
デイトナ(Daytona) アルミビレットバーエンド ディッシュタイプ 67816
オフロード車にも似合う、薄型ディッシュタイプのアルミバーエンドです。
一般的なバーエンドはスポーティーな印象になりやすいですが、こちらは装着時の全長が5.5mmと薄く、シンプルなデザインのため、SR400のクラシカルな雰囲気を崩しにくいのが特徴です。
貫通タイプグリップとも相性が良く、自然なカスタム感に仕上げやすいバーエンドだと思います。
今回使用した仕様
- カラー:ブラック
- タイプ:ディッシュ
- アルミ削り出し・アルマイト仕上げ
- 外径:Φ32
- 全長(装着時):5.5mm
- 対応ハンドル内径:Φ14〜Φ19
準備する工具・用品
工具・用品類
- 内装剥がし等(グリップを外すのに使用)

- プラスドライバー(スイッチボックスのスクリューを外す際に使用)

- カッターナイフ(スロットルコーンの突起を削るのに使用)

- コンプレッサーとエアガン(グリップを外す際にあると便利)


- グローブ

- タオルやウエス(汚れ対策)
貫通グリップ使用時に必要な工具
- 電動インパクトドライバー(スイッチボックスのスクリューを外す際にあると便利。貫通グリップを取り付ける際は、スロットルコーンのエンド部の穴あけの際に使用)

- ステップドリル(貫通グリップを取り付ける際、スロットルコーンのエンド部の穴あけに使用)

- ハンドル(貫通タイプグリップへ交換する際は、スロットルコーンの穴あけ加工が必要です。電動ドライバーをお持ちでない方は、時間はかかりますがこちらで穴あけ加工も可能です)

ケミカル類
関連部品
- カスタムグリップ

- バーエンド(貫通タイプグリップを取り付ける場合に必要です。 )

- スイッチボックスのスクリュー(長)(98507-05035)
Amazon 楽天 Yahoo - スイッチボックスのスクリュー(短)(旧:98507-05030 新:98517-05030)
楽天 Yahoo - 純正グリップ:右(スロットルコーンセット)(2J2-26240-01)
楽天 Yahoo
※右側の純正グリップは強固に固定されているため、本記事ではカッターで切って取り外しています。
純正状態へ戻したい方や、予備として保管しておきたい方は、事前に純正スロットルコーンや純正グリップを用意しておくと安心です。
SR400グリップの交換作業手順
SR400のグリップ交換は比較的難易度の低いカスタムですが、右側グリップはスロットル操作に関わる重要部分のため、慎重に作業を行う必要があります。
特に、
- スロットルの動き
- グリップの固定状態
- スロットルの遊び
などは必ず確認しながら作業を進めましょう。
作業前の準備
①センタースタンドで車体を安定させる
- 平坦で安定した場所に車体を設置し、センタースタンドを使用して車体を安定させます。

- サイドスタンド状態でも作業は可能ですが、車体が不安定になりやすいため注意が必要です。
②タンク・メーターを養生する
- 作業中は工具やパーツクリーナーが接触する可能性があるため、タオルやウエスを使用してタンクやメーターを保護しておきます。


上記の準備を行ってから作業に取り掛かってください。
左側グリップの交換手順
左側グリップを外す際は、作業スペース確保のためスイッチボックスも取り外します。
①スイッチボックス(左側)を取り外す
- プラスドライバーでスイッチボックス下のプラスネジ×2本を取り外す
奥側のネジはデコンプレバーを握った状態で回すとアクセスしやすい。

※固い場合は無理に回さず、ネジ頭のなめに注意してください。
特に初回分解時は固着している場合も多いため、インパクトドライバーの使用も有効です。 - ネジは長さが異なるため注意し、紛失しないよう保管すること
奥側:短ネジ / 手前側:長ネジ
- ネジを外したらスイッチボックス(左側)を取り外し、配線に負担がかからないよう下へ避けておく


②左側グリップを取り外す
- 内装剥がしなどを差し込み隙間を作り、パーツクリーナーを吹き付ける

- 軽く捻ってなじませた後、エアガンで内部にエアーを送り込む

- 「隙間作成 → クリーナー → 捻る → エアー」を繰り返し、徐々に取り外す

③左側カスタムグリップを取り付ける
今回は、
- 「キジマ(Kijima) シーンセレクトグリップ」
- 「デイトナ(Daytona) バーエンド ディッシュタイプ」
の取付け作業を紹介します。
他メーカー製品を使用する場合は、各製品の説明書も参考にしてください。
■グリップは左右で内径が異なる

グリップは左右で内径が異なるため注意してください。
- 左側:22〜22.2mm
- 右側:24〜25mm前後
■グリップを差し込む

- 非貫通タイプ:奥までしっかり差し込む

- 貫通タイプ:グリップ端とハンドル端が面一になる位置まで差し込む

- 入りにくい場合は、パーツクリーナーを軽く吹き付けると挿入しやすくなります。

- 逆に緩い場合は、グリップボンドを薄く塗布して固定します。
■貫通グリップ使用時
- バーエンドを差し込み、六角レンチ(4mm)で中央の皿キャップボルトを締め付けて固定します。


※締めすぎ注意
皿キャップボルトを締め込むことで、内部のゴムが膨張し、ハンドル内側へ押し付けられて固定される構造です。
締め付けは、バーエンドが動かなくなる程度に留めましょう。
④スイッチボックス(左側)を元に戻す
- スイッチボックスをハンドルにセットし、裏側にある突起部分をレバーホルダーに接触させ位置決めする


- プラスネジ×2本を規定トルクで締め付け固定する。奥側はデコンプレバーを握った状態で締めると作業しやすい
ネジは長さが異なるため注意すること。奥側:短ネジ / 手前側:長ネジ
規定トルク:3.5Nm


これでSR400左側のハンドルグリップの取付けは完了です。
右側グリップの交換手順
右側の純正グリップは、回り止め付きのスロットルコーンへ強固に固定されているため、取り外しが難しい構造です。(※切らなくても外すことはできます)
そのため、本記事ではカッターを使用して切り外しています。
純正グリップを保管したい場合は、
- 社外スロットルコーンを使用して、純正品はそのまま保管する
- 純正スロットルグリップアッセンブリーを別途用意しておく
- グリップを切らずに取り外す(難易度高め)
などの方法がおすすめです。
①右側グリップをカッターで切り外す
- カッターナイフを使用して、内側のスロットルコーンを傷つけないよう、切り込みを入れ、グリップを取り外す


②スロットルコーンの加工作業
- 純正スロットルコーンには回り止め用の突起が4か所ある
社外グリップ装着時は干渉する場合があるため、削り取る必要あり

- カッターナイフやヤスリ等を使用して、突起4か所を削りとる。
横から見て、突起が無くなる程度に削る
筆者はカッターナイフを使用。ヤスリよりも早い印象です。


■貫通グリップ使用時
貫通タイプのグリップを取り付ける場合は、スロットルコーンエンド部の穴を拡張する必要があります
- ステップドリル等を使用し、純正約Φ11mmからΦ18mmまで拡張する
SR400純正ハンドル内径が約Φ18mmのため、同径まで広げています。
電動ドライバーが望ましいですが、無い場合はハンドルなどを使用して拡張

- 加工後は、内部へ入った切粉を反対側からエアガンを使用したり、掃除機などで確実に除去

③右側カスタムグリップを取り付ける
本記事は「キジマ シーンセレクトグリップ」と「デイトナ バーエンド ディッシュタイプ」を使用して作業を行っています。
なお、グリップは左右で内径が異なるため注意してください。
- 左側:22〜22.2mm
- 右側:24〜25mm前後
■グリップボンドの塗布
純正スロットルコーンは凹凸形状になっており、常に捻る力が掛かる部分のため、グリップボンドを使用した方が安心です。
- スロットルコーンをパーツクリーナーで洗浄して脱脂を行う

- グリップボンドを薄く塗布しておく
■グリップを差し込む

- 非貫通タイプ:奥までしっかり差し込む

- 貫通タイプ:スロットルコーン端部が0.5〜1.0mm程度出る位置でセット

※入りにくい場合は、パーツクリーナーを軽く吹き付けるとスムーズです。
■貫通グリップ使用時
- バーエンドを差し込みセットする
この際、グリップやスロットルコーンと干渉しないよう、少し隙間を空けてセットすること

- 六角レンチ(4mm)で中央の皿キャップボルトを締め付け固定する

※締めすぎ注意
皿キャップボルトを締め込むことで、内部のゴムが膨張し、ハンドル内側へ押し付けられて固定される構造です。
締め付けは、バーエンドが動かなくなる程度に留めましょう。
④最終確認
グリップ交換後は、以下を必ず確認します。
- スロットルの動きは正常か
- スロットルの遊びは適正か:規定遊び量:3mm~6mm
- グリップは力を加えても動かないか
- バーエンドと干渉していないか
- その他違和感はないか
問題が無ければ低速で試走を行い、異常や違和感が無いか確認します。
※グリップが緩い状態で走行すると非常に危険です。
異常がある場合は再度取り外し、グリップボンドなどを使用して修正してください。
※また、スロットルの遊びが適正値でない場合は、別記事で調整方法を解説していますので参考に調整作業を行ってください。↓
問題が無ければSR400グリップ交換作業は完了です。
まとめ

ということで今回は、SR400ファイナルエディションのハンドルグリップ交換方法について紹介してきました。
グリップ交換のポイント
- 比較的簡単に挑戦できる
- 見た目や握り心地を変えられる
- 振動軽減や快適性向上も期待できる
- 初心者でも比較的作業しやすい
グリップ交換は、低コストでSR400の印象や操作感を変えられるおすすめカスタムです。
ぜひ、自分好みのグリップを探して、愛車をさらに楽しんでみてください。
SR400のカスタムを検討している方の参考になれば幸いです。
なお、作業に不安がある場合は、無理をせずショップへ依頼することをおすすめします。
それでは、良きSRライフを。
関連部品
- カスタムグリップ
- バーエンド(貫通タイプグリップを取り付ける場合に必要です。 )
- スイッチボックスのスクリュー(長)(98507-05035)
- スイッチボックスのスクリュー(短)(旧:98507-05030 新:98517-05030)
- 純正グリップ:右(スロットルコーンセット)(2J2-26240-01)

