【SR400】5万km乗って分かった本音|最高だと思う点と気になる点を正直レビュー
皆さんこんにちは。
私の愛車であるSR400ファイナルエディションも、ついに走行距離50,000kmを突破しました。
購入から約5年。北海道各地へツーリングし、様々な場所を一緒に走ってきました。
今回は「SR400に5万km乗った感想」を、良い点も悪い点も含めて正直にお話ししたいと思います。
結論から言うと、5万km乗った今でもSR400を手放したいと思ったことは一度もありません。
もちろん、この5年間の間には様々なバイクを目にし、「かっこいいな」「乗ってみたいな」と思う車種もたくさんありました。しかし、それでも「SR400を手放してまで欲しい」と思ったバイクは一台もありませんでした。
その理由についても、この記事の中で詳しくお話ししていきたいと思います。
なお、私は普通二輪免許を取得してから現在までSR400しか所有したことがありません。
そのため、他の400ccバイクや大型バイクとの直接的な比較ではなく、あくまでも「5万km乗り続けた一人のSR400オーナーの感想」として読んでいただければ幸いです。
目次
SR400に5万km乗って感じた良いところ
クラシカルで万人受けするシンプルな外観

SR400最大の魅力のひとつが、その美しくシンプルな外観です。
1978年の登場から2021年の生産終了まで、基本設計を大きく変えることなく愛され続けてきたロングセラーモデル。
まさに「バイクと言ったらこの形」と、多くの人がイメージする王道のオートバイではないでしょうか。
私自身、免許を取得して人生最初の1台を探していた頃、インターネットで様々な車種を見比べていました。
ネイキッド、アメリカン、スポーツバイク、オフロードバイク。
たくさんの候補がありましたが、SR400の写真を見た瞬間に一目惚れしました。
私が思い描いていた「オートバイ」が、まさにそこにあったのです。
SR400の外観を見た瞬間、数ある候補の中で一気に第一候補になり、その気持ちが揺らぐことなく最終的な購入に至りました。
もちろん、1978年当時の日本人の体格に合わせて設計されたバイクということもあり、400ccクラスとしてはやや小柄な車体です。
しかし、そのコンパクトな車格もまたSR400らしさのひとつでしょう。
派手なデザインや尖った個性ではなく、誰が見ても「バイクらしい」と感じる普遍的な美しさ。
だからこそ、カフェレーサーやボバー、チョッパー、トラッカーなど、様々なカスタムベースとしても長年愛され続けてきました。
もちろん外観の好みは人それぞれです。
しかし43年間という長い期間にわたって生産され続けたことを考えると、SR400のデザインは多くの日本人の心に響く普遍的な魅力を持っていたのだと思います。
すべてがちょうど良い

SR400の魅力を一言で表現するなら、
「すべてがちょうど良い」
これに尽きます。
400ccでありながら車体サイズや重量は250ccクラスに近く、取り回しは非常に軽快です。
大型バイクのような重厚感や圧倒的な存在感はありません。
しかし、それが逆に気楽さにつながっています。
休日の朝に思い立って車庫から引っ張り出し、そのままふらっとツーリングへ出かけられる。
そんな気軽さがあります。
周囲に見せつけるようなバイクではなく、自分自身が楽しむためのバイク。
ありのままで気取らず乗れるのがSR400の魅力だと思います。
燃費がとにかく良い

まず驚くのが燃費性能です。
最近の給油記録を見ても、
| 走行距離 | 給油量 | 燃費 |
| 246.0km | 6.91L | 35.60km/L |
| 190.6km | 5.33L | 35.76km/L |
| 213.3km | 6.32L | 33.75km/L |
| 355.7km | 10.08L | 35.29km/L |
平均燃費は、
1,005.6km ÷ 28.64L = 35.11km/L
という結果でした。
400ccクラスのバイクとしてはトップクラスの燃費性能だと思います。
体感的には250ccクラスと比べても十分戦えるレベルです。
ツーリングに出かけてもガソリン代をあまり気にしなくて良いので、「ちょっと走りに行こうかな」という気持ちになりやすいのも魅力です。
壊れない

SR400に5万km乗って感じる魅力のひとつが、その圧倒的な壊れにくさです。
私の車両は現在50,000kmを超えていますが、これまで目立った故障はありません。
もちろん、何もせずに乗っていただけではありません。
オイル交換をはじめとした定期的なメンテナンスや、ピボットシャフトのグリスアップなど、SR400特有のメンテナンスはしっかり行っています。
しかし裏を返せば、そうした基本的なメンテナンスを怠らなければ、50,000km程度では大きな故障はまず発生しないと言えるでしょう。
現代のバイクは電子制御が充実していて高性能な反面、構造はどんどん複雑になっています。
その点、SR400は非常にシンプルです。
- 空冷単気筒エンジン。
- 必要最低限の電子装備。
- 整備性の良い車体構造。
こうしたシンプルな設計が、高い耐久性にもつながっているのだと思います。
もちろん消耗品の交換は必要ですし、長年乗れば錆との戦いもあります。
しかし、「突然大きな故障をして乗れなくなる」という不安はほとんど感じたことがありません。
ツーリング先でも安心感がありますし、自分で整備を覚えながら長く付き合っていけるバイクです。
5万km乗った今だからこそ言えますが、SR400のシンプルさ故の壊れにくさは本当に素晴らしい魅力だと思います。
日本の道路事情にちょうど良いパワー

SR400は決して速いバイクではありません。
しかし、日本の道路事情には非常によくマッチしています。
低排気量車のように坂道で苦しむこともありませんし、大型バイクのように「下道ではパワーを持て余す」ということもありません。
街中、海沿い、山道。
どこを走っても楽しい。
それがSR400です。
のんびり走っても楽しい、攻めても楽しい

SR400といえば、のんびりトコトコ走るイメージを持つ方が多いと思います。
もちろんそれは間違いありません。
50〜60km/hくらいで流しながら走る時間は本当に気持ち良いです。
坂道で少しエンジンに負荷が掛かった時の鼓動感。単気筒特有のパルス感。
これは何度味わっても飽きません。
しかし意外なことに、SR400はスポーツ走行も楽しめます。
SRとは「Single Road Sports(シングル・ロードスポーツ)」の略。
ワインディングでは軽い車体を活かしてヒラヒラとコーナーを駆け抜けることができます。
回転数を上げると、低速時とはまったく違う表情を見せてくれます。
獣のようなエンジン音を響かせながら走る感覚は、まさにスポーツバイクです。
本人はかなり攻めているつもりでも、メーターを見ると意外と速度が出ていないのはご愛嬌ですね(笑)。
カスタムとメンテナンスが楽しい

SR400は非常にシンプルな構造です。
そのためメンテナンスやカスタムの敷居が低く、初心者でも挑戦しやすいバイクです。
最初はクラシックな見た目に惹かれて購入する方が多いでしょう。
しかし乗り続けていると、
- 「ここを少し変えたい」
- 「もう少しこうしたい」
という気持ちが必ず出てきます。
最初は時計やサイドバッグの追加程度。
そのうちシートやハンドルを交換し始めます。
気付けば純正とは全く違う、自分だけのSR400が完成しているのです。
そして不思議なことに、
「今の仕様が最高!」
と思った翌日にはまたカスタムパーツを探しています(笑)。
完成が存在しない。
それもSR400の大きな魅力です。
SR400に5万km乗って感じた気になるところ
キックスタートは間違いなく人を選ぶ

SR400最大の特徴であり、最大の敷居とも言えるのがキックスタートです。
正直に言うと、慣れてくると面倒に感じる時もあります。
乗り始めの頃は交差点でのエンストが本当に恐怖でした。
道の駅では、「他のライダーに見られている・・・」というプレッシャーの中で全力キック。
失敗すると平静を装いながらも内心かなり恥ずかしいものです。
逆に一発始動できた時の優越感は格別でした。
現在ではほぼ一発始動が当たり前になりました。
失敗してもあまり動じなくなりました。
しかし、それでも長距離ツーリングの終盤になると、「セルがあったらなぁ・・・」と思うことはあります。
ツーリング前のキックは冒険の始まりを告げる儀式。
しかし帰り道のキックは、疲労したライダーが繰り出す渾身のへなちょこ攻撃です(笑)。
距離を走るほどキック成功率が下がる気がするのは私だけではないはずです。
それでもキックスタートはSR400をSR400たらしめる重要な要素です。
不便さも含めて愛せる人には最高ですが、快適性を重視する方には向かないと思います。
振動は永遠の課題

SR400といえば鼓動感。
しかし、その鼓動感は長距離になると疲労へ変わります。
100km程度なら心地良い振動です。
ところが300kmを超える頃には話が変わります。
私も300km以上走った日は、布団に入った後も足に振動が残っています。
まるでエンジンがまだ動いているような感覚です。
- パフォーマンスダンパー
- バーエンドウエイト
- ソフトグリップ
様々な対策を行っていますが、完全に消すことはできません。
そして仮に消せたとしても、それはSR400らしさを失うことでもあります。
「振動との付き合い方を探し続ける」それもまたSR400の楽しみ方なのかもしれません。
錆との戦いは避けられない

SR400に長く乗ると、必ず直面するのが錆です。
私のファイナルエディションも新車購入から5年以上経過しました。
車庫保管ですが、それでも各所に錆は出てきます。
- フレームの塗装剥がれ
- フェンダー裏
- 各種ボルト類
気を抜くとすぐに錆が顔を出します。
- 海沿いを走った後は必ず洗車
- シャーシの塗装剥がれは筆塗り補修
- フェンダー裏にはクリア塗装
- アンダーガードはステンレス製へ交換
そんな対策を続けています。
さらにメッキパーツの磨き作業も欠かせません。
正直かなり手間は掛かります。
しかし、その手間を楽しめる人こそSR400オーナーに向いているのだと思います。
まとめ|5万km乗ってもSR400は最高の相棒

ということで今回は「SR400に5万km乗った感想」を、良い点も悪い点も含めて正直にお話ししてきました。
私は5万km乗った今でも、SR400を手放したいと思ったことは一度もありません。
もちろん、免許を取得して最初に購入したバイクがSR400だったため、この5年間で様々なバイクを目にする機会がありました。
その中には、
- 「このバイクかっこいいな」
- 「一度乗ってみたいな」
と思うバイクもたくさんありました。
しかし、不思議なことに「SR400を手放してまで欲しい」と思ったバイクは一台もありませんでした。
それはきっと、SR400ほど愛着が湧いてしまうバイクが他にないからだと思います。
最初はクラシックな見た目に惹かれて購入しました。
しかし今では見た目だけではなく、自分で行った整備やカスタム、タンク塗装など、様々な思い出が詰まった世界に一台だけのSR400になっています。
もし最初に購入したバイクが別の車種だったら、また違った価値観が生まれていたかもしれません。
もしかすると、すでに2台、3台と乗り換えていた可能性もあるでしょう。
実際、私の知り合いやツーリング仲間には、私とほぼ同じ時期に免許を取得した人がいますが、すでに何台もバイクを乗り換えています。
もちろん、それが悪いことだとは思いません。
ただ、多くのバイクはどこかで目移りしたり、慣れや飽きが訪れたりするもの?なのだと思います。
しかしSR400は少し違います。
- シンプルで整備しやすい構造
- 豊富なカスタムパーツ
- 良くも悪くも決して完璧とは言えない性能
だからこそオーナーは、
「ここを改善したい」
「もっとこうしたい」
と考えながら、自分なりの一台へ育てていきます。
そうして不完全だった部分が、少しずつ愛着へと変わっていくのです。
5万kmもの間、そんな付き合い方を続けていたら、目の前のSR400が唯一無二の存在になるのは当然なのかもしれません。
5万km乗った今でも、私はSR400が大好きです。
- 美しい外観。
- 燃費が良い。
- 気軽に乗れる。
- 走って楽しい。
- いじって楽しい。
- 整備して楽しい。
一方で、
- キックスタート。
- 振動。
- 錆。
こうした不便さも確かに存在します。
しかし、その不便さも含めて愛着へ変わっていくのがSR400というバイクです。
もし「快適で速いバイク」を求めるなら、他にもっと優秀な選択肢はあるでしょう。
それでも、
- 「機械を操る楽しさ」
- 「育てる楽しさ」
- 「付き合う楽しさ」
を味わいたいのであれば、SR400は間違いなく最高の相棒になってくれると思います。
5万km走った今でもそう思えるのですから、きっと10万kmになっても同じことを言っている気がします。
これからも、SRか私自身が動かなくなるその日まで、末永くSRライフを楽しんでいこうと思います。