【SR400】純正サイドミラーの取り付け・取り外し作業手順を解説
皆さんこんにちは。
今回は、SR400ファイナルエディションの純正サイドミラー(バックミラー)の取り付け・取り外し手順について解説します。
サイドミラーは転倒や立ちごけの際に傷が付きやすく、純正ミラーの交換や社外ミラーへのカスタムを検討している方も多いパーツです。
また、ミラー交換はカスタムの第一歩として人気の高い作業ですが、YAMAHA車は右側ミラーの取付ボルトに逆ネジを採用しているため注意が必要です。締める・緩める方向を間違えると、ボルトやネジ山を傷めてしまう恐れがあります。
本記事では、純正ミラーの取り外し・取り付け手順に加え、2007年以降のSR400に採用されている衝撃緩衝装置付きミラーの構造や取り外し方法の違いについても、実際の写真を交えながら詳しく解説していきます。
純正ミラーの交換や社外ミラーへのカスタムを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
あくまでも作業は自己責任となります。整備に自身のない方や初心者の方は無理せずにショップに依頼することをオススメします。
SR400純正ミラーの特徴と保安基準について

2007年式以降のSR400には、ミラーの根元に「衝撃緩衝装置」が備わった純正ミラーが採用されています。純正ミラーは、ミラー本体と衝撃緩衝装置が一体となったアッセンブリー部品であり、転倒時や接触時の安全性を考慮した構造となっています。
また、2007年以降に製造された二輪車は、新保安基準によりミラーに関する保安基準が定められています。
- 衝撃緩衝装置を備えた後写鏡(ミラー) であること
- 鏡面積が69cm²以上であること
- 円形ミラーは直径94~150mmの範囲であること
- 非円形ミラーは120mm×200mm未満で、直径78mmの円を内包できる形状であること
そのため、社外ミラーへ交換する際は、衝撃緩衝装置の有無だけでなく、ミラーのサイズや形状についても保安基準を満たしているか事前に確認しておきましょう。
SR400純正ミラーの脱着方法は2パターン

SR400純正ミラーの脱着方法は、交換するミラーの種類によって以下の2パターンがあります。
- 衝撃緩衝装置は車体に残し、ミラーロッドのみを取り外す方法
- 衝撃緩衝装置ごと車体から取り外す方法
本記事では、それぞれの取り外し・取り付け手順を詳しく解説していきます。
また、社外ミラーへ交換する場合も、
- 純正の衝撃緩衝装置をそのまま使用するタイプ
- 衝撃緩衝装置ごと交換するタイプ
の2種類が存在します。ミラー交換の際に迷わないよう、両方の脱着方法を覚えておきましょう。
準備する工具・用品
工具・用品類
関連部品
SR400純正ミラー取り外し作業手順
事前準備
- (任意)センタースタンドを使用して車体を安定させると作業しやすい

- ミラーや工具がメーター、ヘッドライト、タンクなどに接触すると傷の原因になるため、作業前にタオルやウエスなどを掛けて保護しておくと安心


パターン① 衝撃緩衝装置を取り外さず、ミラーロッドのみ取り外す
純正の衝撃緩衝装置をそのまま使用する場合は、ミラーロッドのみを取り外します。
純正ミラーへの交換はもちろん、純正の衝撃緩衝装置を流用するタイプの社外ミラーへ交換する場合も、この方法で作業を行います。
右側・左側共通
- ミラーロッド根元のゴムカバーを上にずらす


- ロックナット(14mm)をオープンスパナで反時計回りに回して緩める
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。

- ロックナットが十分に緩んだら、ミラーロッドを反時計回りに回して取り外す


- 左右とも共通のため、同様の手順で取り外す

パターン② 衝撃緩衝装置ごと取り外す
純正ミラーのアッセンブリー交換や、衝撃緩衝装置一体型の社外ミラーへ交換する場合は、衝撃緩衝装置ごと取り外します。
YAMAHA SR400のミラー取付け部は右側は逆ネジ、左側は正ネジのため、取り外す方向が異なります。無理に力を掛けるとネジ山を傷める恐れがあるため、回転方向を確認してから作業を行いましょう。
ネジが固着している場合は、浸透潤滑剤を使用してから作業すると安心です。
右側ミラー(逆ネジ)
- 衝撃緩衝装置下部のロックナット(17mm)をオープンスパナで時計回りに回して緩める
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。
- ロックナットが緩んだら、衝撃緩衝装置ごと時計回りに回し、マスターシリンダーホルダーから取り外す


左側ミラー(正ネジ)
- 衝撃緩衝装置下部のロックナット(17mm)をオープンスパナで反時計回りに回して緩める
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。
- ロックナットが緩んだら、衝撃緩衝装置ごと反時計回りに回し、レバーホルダーから取り外す



これでSR400純正ミラーの取り外し作業は完了です。
SR400純正ミラー取り付け作業手順
①ミラーを車体に取り付ける
パターン① 衝撃緩衝装置をそのまま使用し、ミラーロッドのみ取り付ける
●右側・左側共通
- ロックナット(14mm)を反時計回りに回してネジ部分をできるだけ出しておく

- 衝撃緩衝装置にミラーロッドを時計回りに回して取り付ける
ロックナットが当たって回らなくなるまでセット
左↓

右↓

- 最後まで回したら、そこから反時計回りに回して、ミラーの角度をおおよそ調整する

- ミラーの角度がおおよそ決まったら、ミラーロッド根元のロックナット(14mm)をオープンスパナで時計回りに締め付け、ミラーを固定する
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。

- ミラーロッド根元のゴムカバーを下げ、ロックナットを覆うようににセットする


- 左右とも共通のため、同様の手順で取り外す
パターン② 衝撃緩衝装置ごと取り付ける
右側は逆ネジ、左側は正ネジのため、取り付け方向が異なります。
ネジを斜めに入れないよう注意し、最初は必ず手で回してねじ込むようにしましょう。
●右側ミラー(逆ネジ)
- ロックナット(17mm)を反時計回りに回し、ネジ部分をできるだけ出しておく

- 衝撃緩衝装置を反時計回りに回し、マスターシリンダーホルダーへ取り付ける。
ロックナットが当たり、それ以上回らなくなるまでねじ込む

- 最後までねじ込んだら、時計回りに回してミラーの角度をおおよそ調整する

- ミラーの角度が決まったら、衝撃緩衝装置下部のロックナット(17mm)をオープンスパナで反時計回りに締め付け固定する。
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。
●左側ミラー(正ネジ)
- ロックナット(17mm)を時計回りに回し、ネジ部分をできるだけ出しておく

- 衝撃緩衝装置を時計回りに回し、レバーホルダーへ取り付ける。
ロックナットが当たり、それ以上回らなくなるまでねじ込む

- 最後までねじ込んだら、反時計回りに回してミラーの角度をおおよそ調整する

- ミラーの角度が決まったら、衝撃緩衝装置下部のロックナット(17mm)をオープンスパナで時計回りに締め付け、固定する
※工具やミラーがメーターやハンドル周りに接触し、傷を付けないよう注意して作業してください。
②ミラーの角度調整方法

SR400純正ミラーは、ミラー本体を手で動かすことで、上下左右の角度をある程度調整することができます。
まずはミラー本体を手で動かして、自分の乗車姿勢に合わせて後方が見やすい位置に調整してみましょう。
手での調整だけでは角度が合わない場合は、以下の方法で調整を行います。
左右の角度が調整できない場合
- ミラー本体の調整範囲を超えてしまう場合は、衝撃緩衝装置の取り付け角度を調整することで、ミラーの左右方向の調整幅を変更できる
- 純正の衝撃緩衝装置は、ロックナットを緩めることなく手で回転させて左右の向きを調整可能。工具は必要ありません。

上下の角度が調整できない場合
- ミラー本体の調整範囲を超えてしまう場合は、ミラーロッドの角度を調整することで、上下方向の調整幅を変更できる
- ミラーロッド根元のロックナット(14mm)を緩め、ミラーロッドの向きを調整してからロックナットを再度締め付ける



ミラー調整のポイント
ミラー本体を手で動かして調整できる範囲の中心付近が、自分の乗車姿勢に合っている状態が理想です。
そうすることで、走行中や乗車姿勢の変化に応じて、ミラー本体を手で微調整しやすくなります。
ミラーを取り付ける際は、できるだけ上下左右ともに調整の余裕を残しておくようにしましょう。
③最終確認

取り付け後は、以下の項目を確認してください。
- 左右のミラーが確実に固定されている
- ロックナットが確実に締め付けられている
- ミラーの角度が適切に調整されている
- ハンドルを左右いっぱいまで切っても、ミラーや衝撃緩衝装置が車体に干渉しない
- ネジ部にガタつきがない
- 後方視界が十分に確保されている
問題が無ければ、SR400純正サイドミラーの取り付け作業は完了です。
まとめ

ということで、今回はSR400ファイナルエディションの純正ミラー取付け・取り外し作業手順を詳しく解説してきました。
サイドミラーは転倒時に傷が付きやすいパーツであり、純正品への交換はもちろん、社外ミラーへカスタムする際にも必ず取り外し作業が必要になります。
特に2007年以降のSR400は、衝撃緩衝装置が採用されているほか、右側ミラーには逆ネジが使用されているため、回転方向を間違えないよう注意して作業を行いましょう。
また、ミラーは後方の安全確認を行うための重要な保安部品です。取り付け後は、確実に固定されていることを確認し、自分の乗車姿勢に合わせて角度を調整しておきましょう。
本記事が、純正ミラーの交換や社外ミラーへのカスタムを検討している方の参考になれば幸いです。
それでは良きSRライフを
関連部品
- 右側純正ミラー(5YU-26290-11)
- 左側純正ミラー(5YU-26280-11)
- キャップ(5PS-26133-20)

