【SR400】Sym’z Craft(シムズクラフト)リヤウインカー移設ブラケット 取付け&レビュー
皆さんこんにちは。
今回は SR400ファイナルエディションに、Sym’z Craft(シムズクラフト)のリヤウインカー移設ブラケットを取り付けたので、取付け方法と使用感を詳しくレビューしていきます。
SR400の純正ウインカー位置は、サイドバッグ装着時に干渉しやすく、使い勝手の面で不便を感じやすいポイントのひとつです。
実際に私は、ツーリング時にタナックスのサイドシェルケースを使用していますが、ウインカーを避ける形で装着する必要があり、その結果サイドカバーに接触して傷が付いてしまったことがありました。
そのため養生テープで保護して対応していましたが、根本的な解決にはならず、今回ウインカー移設を行うことにしました。
サイドバッグを頻繁に使用する方にとって、ウインカー位置の変更は実用性を大きく向上させるカスタムです。
なお本製品は純正ウインカーにも対応していますが、基本的には小型の社外ウインカー前提の設計となっています。
Sym’z Craft リヤウインカー移設ブラケット 商品概要
- SR400/500用 リヤウインカー移設ブラケット
- 品番:SSR-UTB-02
- 価格:6,380円(税込)
- 材質:SUS304ステンレス
- 延長コード2本付属(社外ウインカー想定)
※ウインカー本体は別売り
サイドバッグ使用時でも視認性を確保するため、ウインカーをテールランプ横へ移設できるパーツです。
※純正ウインカーは重量があるため、ブラケットやフェンダーへの負担を考慮し、軽量な社外ウインカー推奨
※車両やウインカーによってはリフレクターの干渉対策が必要
SR400へのリヤウインカー移設ブラケット取付け方法
※本記事は実作業をもとに作成しており、配線の取り回しやワッシャー調整など一部筆者独自の作業を含みます。作業の際は自己責任で参考にしてください。
準備する工具類
- トルクレンチ

- ラチェットレンチ
ソケット(10・12mm)
- レンチ(10・12・17mm)
オープンスパナ(14・17mm)
- グローブ

- シリコンスプレー(ゴムパーツの脱着にあると便利)

- 収縮チューブ(※任意 筆者は配線の保護に使用)

- ヒートガン(※任意 収縮チューブに使用)

- ウエス(汚れ対策)
準備する用品類
- Sym’z Craft シムズクラフト リヤウインカー移設ブラケット
- 社外の小型ウインカー(純正でも可)
純正ウインカーも使用可能ですが、メーカーでは軽量な社外ウインカーを推奨しています。参考までに筆者使用のウインカーを紹介します。取付けには別途ウインカーステーが必要です。

- 延長ハーネス
純正ウインカーやアース線付きウインカーを使用する場合は、延長配線の追加が必要です。なお、上記ウインカーはボディアース式のため不要です。
- M8ステンレスワッシャー×4
※SR400 Final Edition への取付けには1.5~2mm程度の厚みが必要なため、1mmのワッシャーを左右それぞれ2枚ずつ使用しました。
取付け手順
①センタースタンドを使用して車体を安定させる
- 作業は安全確保のため、平坦で安定した場所で行う。センタースタンドを使用し、車体をしっかり安定させる。

②シートを取り外す
- シート固定ボルト(12mm)×2本を外し、シートを取り外す


- 詳しいシートの脱着方法については別記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
③ECUのブラケットを取り外す
テールランプ配線へアクセスするため、ECUブラケットを取り外します。
- ECUの固定バンドを取り外す。
両サイドの金具がブラケットに引っかかっているため、ゴムバンドを引っ張りながら解除

- ECUをずらし、ブラケットに取りついているカプラーと保護カバーをカバーごと取り外す


- ブラケットの固定ボルト(10mm)3本を取り外す
前側1本は奥まっているため、ソケット+ラチェットを使用。ボルトを落下させないよう注意

- ブラケットを取り外す

④ワイヤークランプを取り外す
- ワイヤークランプを取り外す前に、念のため配線の取りまわしを写真に取っておくと良い
※写真の車両はウインカーをカスタムしているため、配線の取り回しが純正と一部異なります。
- テールランプ・ウインカー配線のワイヤークランプ2個を外す。
クランプはそれぞれフェンダーの2か所の穴に固定されているため、配線をフリーにするだけなので片方のみ外せばOKです。
取りにくい場合は無理に引っ張らず、シリコンスプレー等で潤滑すると外しやすくなります。


⑤リアウインカーを取り外す
- テールランプとリアウインカーのハーネスに巻いてある、ハーネスプロテクタを外す



- 配線を外す前に、左右や接続位置が分かるよう数字などでマーキングしておくと、後の作業が楽になります。
※右+配線(深緑色)/左+配線(茶色) アースは左右ともに(黒)
- リアウインカーの配線を外す
※筆者のSR400のカスタムウインカーはボディーアースのためそれぞれ1本しかありません
- クリップを外して配線をフリーにする



- ウインカー本体の固定ナット(17mm)をオープンスパナを使用して、フレームから取り外す
※写真は社外ウインカー装着車のため、純正ウインカー装着時とは異なります。
※配線を外す際は無理な力をかけないよう注意してください。断線の原因になります。
- ウインカーはレンズ破損や配線の断線に注意して保管すること。

⑥ブラケットにウインカーを取り付ける

- 筆者は配線保護のため、ウインカー配線に収縮チューブを取り付けました。必須ではありませんが、参考までに紹介しておきます。


- 用意した小型ウインカー(純正も可)をブラケットに取り付ける
筆者のキジマ製ウインカーの場合は、取付けナット(14mm)で固定。
また、ブラケットは必要最小限の強度設計のため、ウインカーボルトは締めすぎないよう注意してください。
※ウインカーの取付けは角度調整を行い、左右バランスを整えること
⑦テールランプユニットにブラケットを取り付ける
- テールランプユニット側のボルト(10mm)×2を取り外す


- ソケットカバーも取り外す。(※外さないと装着不可)
ボルト×2本とソケットカバーは紛失しないよう保管してください。
- ダンパーの内側に、付属のカラー×2個をセット


- ダンパー部分にステンレス製のM8ワッシャーをセット
※ワッシャーの厚みによって締め付け具合が変わるため、枚数や厚みで調整してください。今回筆者は左右それぞれ、1mm×2枚=合計2mmで調整

- 付属のM6ボルト(10mm)×2本でブラケットを固定します。
ブラケットを手で動かし、締め付け具合を確認する。緩みやダンパーのつぶれが大きい場合はワッシャーで調整する。


⑧ナンバープレートとリフレクターを取り外す
配線の取りまわしを行うため、ナンバープレートとリフレクターを取り外す
- ナンバープレートの固定ボルトとナット(10mm)を取り外し、ナンバープレートを外す


- 平ワッシャーとスプリングワッシャーも無くさないよう保管しておく

- リフレ―クターの固定ボルトとナット(10mm)2個を取り外し、リフレクターを取り外す



- 配線を通すための穴にアクセスることができます。

⑨配線を取りまわす
- リアフェンダー裏のテールランプの配線を固定している爪をそれぞれ起こしておく
爪は、手で簡単に起こすことができます。
- ウインカー配線を目立たないように取りまわして、テールランプの配線と同じように、テールランプユニット内中央の穴に通す
無理に引っ張らず、断線に注意しながら作業してください。


- テールランプ配線と同じ穴から、シート下へ配線を取り出しておく。


- ウインカー配線はテールランプ配線と同じ取り回しにし、爪で確実に固定しておく
※熱収縮チューブの厚みの影響で、配線は完全には爪で固定できませんでした。

⑩ウインカーの端子を接続する
- ウインカーの端子は、付属の延長ハーネスを使用して延長する
※純正ウインカーやアース端子付きの場合は、配線が2本不足するため追加の延長ハーネスが必要です。

- ウインカーの端子を事前に振っておいた番号や配線色を参考に接続。
※右+配線(深緑色)/左+配線(茶色) アース左右ともに(黒)
⑪ウインカーやテールランプの点灯確認
このタイミングで必ず点灯確認を行います。
- キーをON

- テールランプの点灯を確認

- ブレーキレバーを握り、ブレーキランプが強く光るか確認

- 左右のウインカーが点灯するかを確認

問題がなければ忘れずにキーをOFFにする。
点灯しない場合は、端子の接続ミスなどを再確認してください。
⑫リフレ―クターとナンバープレートを元通りに組み付ける
- リフレクターを取付ボルト(長)とナット(10mm)2本で取り付ける



- ナンバープレートを取付ボルトとナット(10mm)2本で取り付ける



⑬配線周りを元通りに戻す
- テールランプとリアウインカーのハーネスに、ハーネスプロテクタを巻く



- テールランプとウインカー配線をきれいに取り回し、ワイヤークランプを取り付ける

⑭ECUを元通り固定する
- ブラケットをセットし、ブラケットの固定ボルト(10mm)3本を締め付ける
前側1本は奥まっているため、ソケット+ラチェットを使用するとよい。ボルトを落下させないよう注意



- 外していた、カプラーの保護カバーの差し込み口をブラケットの爪に差し込み固定

- ECUをブラケットにセットし、ECUの固定バンドを取り付ける。
両サイドの金具がブラケットに引っかける

⑮シートを取り付ける
- 最後にシートをセットし、固定ボルト(12mm)×2本を規定トルクで締め付ける
規定トルク:16Nm

- 詳しいシートの取付け方法に関しては別記事で解説していますので、良ければ参考に作業を行ってください。
⑯最終確認
作業完了後は、以下の項目を必ず確認してください。
- テールランプ・ブレーキランプが正常に点灯する
- 左右のウインカーが正常に点滅する
- 配線の接続忘れや挟み込みがない
- ウインカー、移設ブラケット、テールランプにガタつきがない
- シートの固定ボルトに緩みがない
上記の確認後、低速で試走を行い、異常や各部の緩みがないかを確認します。
問題が無ければ、Sym’z Craft シムズクラフト リヤウインカー移設ブラケット取付け作業完了です
取付け後のレビュー(感想)
ウインカー移設後の外見について


外観については好みが分かれる印象です。
正直なところ、個人的には純正の見た目の方がしっくりきています。
もともとウインカーが付いていたフレーム部が露出するため、そこが少し気になるポイントです。今後、何かしら対策を考えたいところ。
サイドバッグ取付けビフォーアフター


サイドバッグ装着時の余裕は明らかに向上しました。
ロングツーリングでサイドバッグを使用する機会が多く、これまではサイドカバー保護のため養生テープを貼って対応していましたが、ウインカー移設によってその必要がほぼなくなりました。
この点は非常に大きなメリットです。
取付けについて

取付けには、それなりの手間と工夫が必要です。
配線取り回しや延長、ワッシャーによる調整など、完全なポン付けパーツではありません。
整備経験がない方や、工具が揃っていない方には難易度が高い作業です。
無理をせず、ショップに依頼するのも選択肢だと思います。
さらに、取扱説明書は付属していますが、正直なところ情報量は少なめです。
誰でも簡単に取り付けられる商品ではない点は、理解したうえで検討する必要があります。
まとめ


Sym’z Craft(シムズクラフト)のリヤウインカー移設ブラケットは、
「見た目を変えたいカスタムパーツ」というよりも、
サイドバッグを快適に使うための実用品という印象が強いパーツです。
純正ウインカー位置のままだと、
サイドバッグとの干渉やサイドカバーへの接触はどうしても避けられません。
私自身も、養生テープで対策しながらツーリングしていましたが、
正直なところ毎回気を使うのがストレスでした。
ウインカーをテールランプ横へ移設したことで、
バッグ装着時の余裕が一気に増え、
「気にせず積める」という安心感が得られたのは大きな変化です。
一方で、
- 見た目は純正派には合わない可能性がある
- 配線処理など取付けに知識と手間が必要
といった点もあるため、
誰にでもおすすめできるパーツではありません。
ですが、
- ロングツーリングで大きなサイドバッグをよく使う
- 積載時の干渉や塗装ダメージを本気で防ぎたい
- 実用性を優先したカスタムをしたい
こういった方にとっては、
価格以上の価値を感じられるパーツだと思います。
「サイドバッグ運用のストレスを減らしたい」と感じているなら、
選択肢のひとつとして検討してみてもいいカスタムです。
それでは良きSRライフを。
関連部品・パーツ
- Sym’z Craft シムズクラフト リヤウインカー移設ブラケット
- 社外の小型ウインカー
- 延長ハーネス
純正ウインカーやアース線付きウインカーを使用する場合は、延長配線の追加が必要です。なお、上記ウインカーはボディアース式のため不要です。
- M8ステンレスワッシャー×4
- 収縮チューブ(※任意 筆者は配線の保護に使用)
- ヒートガン(※任意 収縮チューブに使用)